サプリメントの中には、似たような名前の物、似たような効果を持つ物など、たくさんの種類がありますね。
キトサンの製品を扱っていると、時々他の成分との違いについてお問い合わせをいただくことがあります。
その中でも比較的多いキチン・キトサンとアスタキサンチンの違いについて解説します。
1.キトサンとアスタキサンチンの違いとは
キトサンとアスタキサンチン、この二つの成分は全く異なる成分になります。
でも、多くの人が混同してしまう理由として、
1) 名前が似ている。
2) 抽出される原料に同じものが含まれる。
3) 効果が重複している
以上の3つが考えられます。
以下にそれぞれを検証して、違いを確認したいと思います。
1-1名前が似ている
もう、これは見た通り、
「キチン・キトサン」や「キトサン」と「アスタキサンチン」
では、似たような音が含まれているので、混同してしまう方はいるかもしれません。
1-2抽出される原料は同じ。
キトサンとアスタキサンチンは元になる原料の一部に同じものがあります。
キトサンを抽出する原料は主にこちらになります。
カニ、エビ、イカ、きのこなど。
アスタキサンチンが含まれる主な原料はこちらになります。
カニ、エビ、オキアミ、サケ、マス、タイなど。
このように、代表的な原料となるものにカニやエビといったものが共通しているので、似たようなイメージを持たれるのではないでしょうか。
1-2-1同じ原料(カニやエビなど)から違う成分を抽出
キトサンとアスタキサンチンでは、カニやエビなど、いずれも原料としては共通していますが、そこから取り出す成分がそれぞれ異なります。
キトサンはカニ殻などからキチンを取出してから作られます。キチンは、カニ殻を構成している成分の一つで動物性の食物繊維になります。
それに対し、アスタキサンチンは、カニ殼などの表面に沈着している色素の事をいいます。色その物の成分がアスタキサンチンということです。
アスタキサンチンの色は赤色をしています。
しかし、カニやエビなどは、生のままでは青黒い感じの物もありますね。
これは、たんぱく質とアスタキサンチンが結合しているからその様に見えるだけで、熱を加える事で結合が離れると、本来の赤色が見られるようになるということです。
1-3効果が重複している
キトサンは多機能性食品とも呼ばれ、生体に対する機能性の報告は多数あります。
一方、アスタキサンチンに期待できる最大の機能性は抗酸化作用です。
その作用から生体へのさまざまな影響がみられますが、一部はキトサンの持つ効果・効能と重複しているものもあります。
まとめ
キトサンもアスタキサンチンも得られる原料としてはカニやエビが代表的です。
ところが、アスタキサンチンに関しては、そこから抽出できる量が非常に僅かなため、大変高価な成分としても知られてきました。
そこで、より安価で利用しやすい物を、という事で探し求めたところ、アスタキサンチンは藻類にも含まれていることが判り、現在ではそれを培養したものも市場に流通しているということです。
キトサンとアスタキサンチンは、似たようなイメージであっても、全く異なる成分であることがお分かりいただけたと思います。
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